会社という建物

2014.10.30

R0014076.JPG

当社の外観です。
建物が出来てから30年以上経っているのだと思います。
父には悪いですが決して立派な建物とは言えません。
何回か改装を考えたり、建て替えを考えたりしましたが、いつも父が反対しました。

この会社の上棟の日に大工さんと一緒に梁の上で作業する父を今でも覚えています。
母に連れられて一服のお茶を持って行ったのか、お昼を持って行ったのかはわかりません。
自分が3~5歳だったのではと思います。母や自分の方を見て、すごい汗だくで作業しながら建物の説明をしてくれたような気がします。
20代で独立し、美山から出て、建売の住宅を買って、事務所の土地を買って、事務所を建て、仕事の車を買って、土場を買って、機材を買って、人を雇って・・・いま大きな借金がないのが不思議なくらいです。

今自分がこの会社でこうしていられるのはこれまでの両親の積み重ねがあるからです。どこの会社も同じだと思います。誰かが積み重ねてきたものがあるから今がある。あたりまえだけれど、ここにもそれがあります。
会社の外見と同じで会社としても決して大きくありません。これからもこのままでしょう。

辛くて嫌で辞めたくなった時も辞めれなったのはそのことがあったからだと思います。
以前にお客さんから言われたことがあります。
「企業は大きくならなくてもいいから維持することが大切なんだ」
もちろんうちは大きくなりたくてもなれないのですが、社員がいる以上維持していかなくてはと常に思います。

そんなことを思う季節になりました。年末にかけて積み重ねてきた大切なものを壊さないように安全に仕事します。