新建築 住宅特集 2月号 No.382

2018.01.23

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19日に発売された今月号の住宅特集にichi-teiが掲載されています。

今月号はリノベーション特集ということで取り上げられています。日本での改修工事は年間約6兆円規模と聞いたことがあります。何十万円から何千万円、何億という工事まで入れて何百万件あるのか、全然わかりませんが数えきれない工事の中で、この物件を取り上げていただいたことは、ただただうれしいの一言です。地方の17坪の改修工事です。掲載されている他の方は規模も金額もすごそうですね。
11年前弟と「いつか新建築に載りたい」って半分冗談というか、夢をみるように言っていた日々を思い出します。弊社施工の掲載は一昨年の「tanim-tei」につづいて今回で2回目です。初めて弟が設計し、自分が施工を担当した「m-tei」から11年。あの日毎日のようにみていた新建築やほかの雑誌にも、今回掲載されている安藤さんや塚本さん・藤本さん・乾さん・納谷さん・中村さんがいました。「m-tei」の時は弟の設計を「福井でこの建物はだめだわ」って何回言われたかわかりません。「変わっていればいいというわけじゃない」って笑われました。でも変わったことをしようとするのはすごく大変なことで、雪国で湿気が多くても対応できる建築であり、絶対的な機能性を併用したデザインは簡単ではありません。現在は多くの人にこの建築はいいと言ってもらえるようになったと思っています。いつも仕事に追われて成長しているのかわからない自分ですが、もう今年40歳になります。弟がいいものを設計して頑張ったおかげで自分たちも成長し、施工としてもいろいろな人から声がかかるようになりました。今回掲載されている中には今を時めく木村松本先生もいて、以前小さな工事ですがご一緒させて頂くことが出来ました。あの頃には想像もつかないようなことが実現しているのですから、雪の中でも文句を言わず(心の中でしか言っていませんが...)頑張らないといけませんね。

しかし今回の長坂さんの物件を使用した表紙かっこいいですよね。スキーマさん設計で4年くらい前の「TAKAHASHI HIROKO OSHIAGE STUDIO」のファサードも好きでした。いつも素敵だなと思います。こんな人たちと一緒になっている(雑誌掲載がたまたま一緒なだけ)の弟にも愚痴を言わず施工しないといけませんね。

最後になりましたが、この機会を与えていただいたお施主様に何よりも心から感謝しております。
そしてこれまでお仕事を依頼していただいたすべてのお施主様にも感謝しております。そのすべてが積み重ねだと感じています。
ありがとうございます。

新建築 住宅特集ぜひご覧ください。