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先週の木曜と金曜を会社のお休みとして社員さんもみんな休んでもらい、お父さんお母さんの70歳のお祝いに静岡の温泉に行きました。最初は子供たちは抜きで自分たち兄弟だけで県内の温泉でお祝いしようと思っていたのですが、今後みんな揃って出かけることは難しいだろうということで、最終的には14人での静岡旅行となりました。残念ながらあいにくの天候で、終始富士山は見えないままの2日間になってしまったのですが、旅行自体はとても楽しくゆっくり過ごすことが出来ました♪
4/4(木)に静岡に向かい、夕方ホテルに到着する前にどこに行こうか決めずに出発したのですが、子供たちが調べて三島スカイウォークに行ってみたいということで三島に向かいました。三島と言えば大学時代の親友のけんいちが働いている場所で、けんいち元気かなとか思いながら運転していました。

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三島スカイウォークはかなり素敵な場所で、天気が良ければ目の前に富士山が見えるすごいロケーションでした。せっかくだから三島大社に寄ろうとなったので、けんいちが働いている三島市役所の場所を検索すると偶然三島大社のすぐそばでした。市役所の入り口の写真でも撮ってまたけんいちに送ろうかなとか思っていたのですが、よく考えたら平日でみんな働いている日です。中に入れば会えるのかなと思いましたが、家族もいるし、とりあえ三島大社の駐車場に入ろうとしましたが完全なる満車。そのまま通り過ぎて三島市役所に着くと駐車場が空いていました。
駐車場に停めて、家族に「会えるか分からないけどけんいちに会いに行ってくる」と言って中に入りましたが、急に緊張モード。入り口の案内図で土木課を探していると受付の方が「どこかお探しですか」と声を掛けてくれて、心の準備は出来ていませんが「土木課は?」と聞いていしました。「3階です。」「ありがとうございます。ちなみに岡本さんはいらっしゃいますか?」「いますよ。」もちろん建設系の課なので現場に出ることもあるだろうし、いないかもしれないけど・・・いざ居たら・・・
45歳のいいおじさんがかなりドキドキしてしまって、同じ年のおじさんに会いに行くのですがめちゃくちゃ緊張してきて、本当に心臓の音が自分でも聞こえるくらいになってきて・・・。自分でこの文章書いていてとても気持ち悪い感じですが本当に緊張しました。鯖江市役所と違い、かなりこじんまりしたところに大勢の方が本当に静かに業務をされていて、けんいちに会いたいけれど会って何をしゃべっていいのかわからないまま3階に上がって周りを見渡すとすぐそこに懐かしいけんいちがいました。手前の方に岡本さんお願いしますと言うとけんいちがこっちを向いて一旦時が止まって「なんで?どういうこと?なんでいるの?」
一般の方が全くいないシーンとしたフロアで、大学時代と何も変わらないけんいちに会ってめちゃくちゃ緊張しておそらく真っ赤な顔になっていて、なぜかわからないけれど手まで震えてきて、何をしゃべっているのかわからないまま家族を紹介するからという流れでロビーに来て狭い通路で妻に二人で写真を撮ってもらいました。

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嬉しかったんです。ただあまりにも久しぶりすぎて、けんいちの結婚式以来なので14年ぶり?その時もたくさんしゃべったわけではなく、実際は24年ぶり?くらいで、忘れかけていた大学時代のことが走馬灯のようによみがえってきて、それくらい大学時代のことは殆どけんいちとの思い出で、4年生になって研究室に分かれるまでは毎日一緒でした。けんいちのおかげで楽しかったです。多分当時付き合っていた彼女よりけんいちと一緒にいた時間の方が長かったと思います。授業もバイトも家での勉強も食事も一緒でした。とにかくなんでも思いっきりやるので、けんいちのおかげで遊びばかりではなく勉強も人生で一番集中してやりました。自分たちの就職活動は本当に超氷河期で、学科生の殆どが公務員志望で、けんいちは公務員試験用の勉強を早くからやっていました。顔に似合わずまじめで機転が利くので今の時代だったら当時第一志望の国交省にも絶対入れたと思います。3人ほど国交省に入りましたが、負けないくらいかそれ以上にけんいちは勉強していました。
行動力がすごくて、サーフィン・スノーボードも先輩を見つけて連れて行ってもらったり、健康のためランニングしたり、バイトもビアガーデンや結婚式場、コンサートのバイトに出口調査や交通量調査、本当にいろいろやりました。特に2人とも気を遣っていたのが体型で、太らないように自炊して小食の生活で、たまに一緒に食べに行く吉野家は最高でした。今は本当のサーファーでかなり上手いらしいです。見たことはありませんが(笑)
帰り際にけんいちに「相変らず体型がシュッとしていてけんいちらしくて安心したわ」と言ったら、周りに聞こえるくらい大きな声で「今もモテてしょうがないんだよー♪」と言って自信満々の笑顔で、あー何も変わらないけんいちだなと嬉しくなりました。

会えてよかったし、会いに行ってよかったし、今度はゆっくり思い出話をしながら飲みに行きたいなと思いました。お互い責任のあるポジションになってきて大変だろうけど、けんいちも頑張っているから頑張ろうと思えた静岡旅行でした♪

※お父さんとお母さんのための旅行だったのでそのことに関してはまた書きます(汗)

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今週は本当にいろいろあって(ほとんど嫌なことばかりですが...)予定していた自分の仕事が全く進みませんでした。新たな仕事は少ないのに、終わってくる仕事がたくさんあって、今現在雪だるま式に完成書類がたまっています。今も役所の方に待ってもらっている書類に追われているのにブログを書いています。忙しいけれど、どうしても書いてしまいたい内容です。
今週火曜にうちの会社の飯田君が勤続20年(本当はもう21年)ということで、鯖江商工会議所さんの会場で表彰を受けました♪当初はもちろん表彰される飯田君だけが出席する予定でしたが、前日に連絡があり、ご都合がつくのでしたらわずかな時間ですので社長さんも是非とお声がけいただいたので、自分もさっちゃん(飯田悟君)の晴れ舞台を見に行きました。事前にもらった資料では式自体は15分程度となっていましたので、さっと終わる感じなのかと思いましたが、とてもしっかりした式で、最初にカメラマンによる全体の記念撮影も行われ素晴らしい式でした。
皆さんの前で水上建設の飯田君の名前が呼ばれ、代表者として賞状を受け取りに行くさっちゃんの姿をみたら、今までのいろんなことを思い出しました。加藤会長さんのお話しでもあったように、20年前といったら本当に景気が悪く、今とは正反対の買い手市場で超氷河期、建設業最悪の時期でした。自分がこの会社に入る約2年前にさっちゃんが入社し、自分の水上建設の歴史には常にさっちゃんがいます。猛吹雪の中でシート養生をしたり、何度も何度も土が崩れてくるのを2人で掘ったり、土砂降りの雨続きで越水する現場を目の当たりにしたり、予想もつかない水道管の破裂で夜重機を運んで復旧しに行ったり、堤防の中から重機が上がれずひやひやしたり、大変だったことがたくさん浮かんできます。(もちろんいいこともたくさんありました笑)
どの現場も無事に終わるたびに大変だけどやってよかったという気持ちを共有してきたつもりです。あの若かったさっちゃんがもう42歳です。20年続けるというのは本当に大変なことです。そしてさっちゃんがすごいのは、朝電話がかかってきて今日休ませてくださいということが一度もありません。どうしても休まないといけない時は1週間以上前に言ってくれます。体調管理もしっかりしているとは思いますが、正直今日は休みたいなという時もたくさんあると思います。福井の冬の外仕事なんて本当に大変です。ここ2・3年はびっくりするくらい社員さんの休みも増えたけど、何年か前までは本当にうちは休みが少なかったし、さっちゃんたちと相談して1ヶ月ほぼ休み無しで冬空の中仕事した時もあったし、今より全然大変でした。でも20年です。ありがとう。本当に心からありがとうと思います。そしてさっちゃんを知っている人はみんな分かると思いますが、何でも出来ます。重機の操作も、大型車の運転も、型枠も溶接も何でも一級品です。そしてお客さまにもとっても感じよく接っしてくれるし、何と言っても現場が綺麗です。昨日もある現場の完成検査で検査官に言われました。「水上建設さんの現場はいつも丁寧」。今日も別の現場のお施主様からも言われました。「本当にきれいな仕事するね。さすがやわ。」ありがとうございます。さっちゃんありがとう。さっちゃんが綺麗にするので、一緒に仕事するうちの職員さんもみんな綺麗な仕事をします。これって簡単なようで本当に難しい。だって悲しいけれどお金は一緒なんです。特に公共工事だと規格値に入っていればお金はもらえます。ただ自分はそんな仕事をしたくないし、さっちゃんは絶対そんな仕事をしません。民間だとお客様が納得しないとお金がもらえないし、次頼んでいただけるかどうかは全然違うと思います。
今までうちがいろんな賞をもらったり、近くの方から何度も声を掛けてもらえるのはさっちゃんのおかげです。ありがとう。いつも自分が現場でも会社でも細かく言うので、さっちゃんも思うことはたくさんあるだろうけど、何度も何度も飲み込んでくれて今まで続けてくれてありがとう。表彰式の時は自分も経営者としてもっと頑張らないとと心から思いました。
いつかさっちゃんが家族に水上建設に勤めていることが自慢できる会社になりたいとは思ってはいます。でもいつも自分が見積以上にお金をかけて綺麗にしようとしてしまったり、複雑で手間のかかる仕事ばかり取ってきて赤字になったり、理想とは程遠いのが現実です。すみません。ただ少しづつは水上建設の認知度も上がっているのではと勝手に思っています。
そんなこんなでいつもながらの文になってしまったけれど、これからもさっちゃん水上建設をよろしくお願いします。20年本当におめでとう!そしてありがとう!!

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 本日朝倉氏遺跡博物館で内藤さんの記念公演に行きました。朝から仕事をしていたし、天気も悪いし、どうせ別世界の人の話だからこのまま仕事していようかなとか思ったのですが、結局講演会に向かっていました。さすが重鎮中の重鎮とあってか、冒頭から「何も考えずこの場に来たので、特別何の話をするかを考えてしゃべっているわけでもなく・・・」と言って最後までそれ通りの感じでした。分野限らず、ほとんどの方はしっかり準備されてきて公演されることが多いのですが、聞きに来られている方も近県のクライアントだったり、面識のある設計者だったり、業者さんが中心らしく身内の話といった感じでした。最初はあまりい感じがしなかったのですが、逆に素の感じで話されたり、思ったことを言っている感じがいいなと思いました。
「福井は石川とは違って骨太というか骨格がどっしりした質実剛健なイメージがある」と内藤さんが言ったことがすごく頭に残りました。もちろん北陸は湿った雪のことを考えて軽やかな建築というよりは、どっしりとした感じになるのですが、内藤さんのイメージでは、石川は雅、福井は骨太だそうです。そうなのか。面白いと思いました。

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海の博物館

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九谷焼窯跡展示館

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年縞博物館

今まで内藤さんの建築だと17年位前に海の博物館に行き、15年くらい前に九谷焼窯跡展示館に行きました。最近では年縞博物館や朝倉氏博物館にもいきましたが、個人的には年縞博物館が好きな感じです。建築もですが、展示の仕方や構成も内容も面白かったです。
なんだかんだで博物館を後にしての運転中は講演の内容を思い出してあーでもないこーでもないと考えてばかりで、かなりかなり影響を受けて帰ってきました。
前々から行ってみたいのは、好きなように設計すればいいと言って内藤さんが設計したという東京の「紀尾井清堂」です。北陸新幹線で行ってみようかなと思っています。楽しみ♪

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ちなみに本日内藤さんにサインももらいました♪

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※またしても見谷組さんの社長さんと一緒になり、何かの縁かと思いましたが、見谷さんは朝倉氏博物館を施工されているので今回は内藤さんから直接連絡があり来られたそうです。すごっ!

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3月3日(日)に弊社が施工した鯖江市発注の公共トイレが完成し落成式がありました。前日は吹雪で、当日もあいにくの天気予報でしたが、式の間は寒いながらも快晴でとても素敵な式になりました♪鯖江市長をはじめとする来賓の方と並んでテープカットをさせていただきました。地元の片上地区と南井大正寺町の悲願の施設とあってかなり盛大に行われました。
自分も片上小学校の時は毎年春と秋に文殊山に登り、登山が趣味ではありませんが「春たんぼ」という片上地区で開催されるお祭りでは毎年文殊山に登っています。10年くらい前から「文殊山」という言葉をどこでも聞くようになり、文殊山人気なんだということは薄々感じてはいましたが、福井市側の登り口の駐車場が立派なためか、どうも福井市から登る方が多いような感じがしていました。
自分としては大正寺口から登り、小文殊・大文殊・奥の院へ行って南井町の砂防ダムのところを降りてくるのが文殊山の登山ルートだと思っています。今回この素敵なトイレの完成を機に、大正寺口からの登山者さんが増えてくれるといいなあと思います。
ぜひ今年の春は大正寺口から文殊山に登りましょう。是非可愛いトイレも見てください♪


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※地元の方落成式ありがとうございました!鯖江市役所の方、ご尽力いただいた皆さんありがとうございました!いつも工事を温かく見守ってくださった常連の登山者さん、近隣の方々本当にありがとうございました!!

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2月2日に鯖江市の片上小学校で出前講座として、5・6年生のみなさんに「土木」について知ってもらうための講義をさせていただきました。この企画は鯖江建設業会の青年部が鯖江市の各小学校をまわり、資料をもとに講義を行い、ドローン体験も含めて土木を知ってもらうという内容となっています。
元々の説明資料は県の建設業会からいただいたもので、それを片上小学校の近隣での工事も含めて説明することで、子供たちにも身近に感じてもらうために手直しをしています。
最初に建設業は土木と建築に分かれていて、建築は分かりやすく、ビルや学校・病院・住宅など建物をつくるもので、土木とはどういうものか分かりますか?という質問になります。正直自分も大学受験まであまり詳しく考えたことはなく、よく分かりませんでした。
土木は道路やトンネル、橋やダム、川の堤防など生活の基盤をつくるものになりますが、分かりにくいのも確かです。大人でもわからない方はたくさんいると思います。
その他に自然災害などから守る仕事をしていることも伝えました。片上地区についてもうちの会社が水害から地域を守るために川を広げたり、危ない道路を広げたり、土砂崩れなどから暮らしを守るために砂防ダムをつくったり、現在近くで浸水から守るために水路を大きくし、道を高くしていることも説明しました。

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(生徒さんに向けて)
「自分がいた時から鯖江で一番小さな学校で、市の連合体育大会、連合音楽会、器械体操、水泳大会等々どの大会もみんなが学校代表の選手で、人数がいないから何でもやらないといけない学校でした。ただ何でもやるから何でもできるようになります。自分が中学校に行った時、片上小学校出身者は何でも出来るねと言われました。都会で働けば大きな仕事は出来るかも知れません。ただそれは大きな仕事のおそらく一部です。地元で働けば何でもやらないといけないので、何でもできるようになります。そして地元ならではのやりがいがあります。是非地元の建設会社で働くことも考えてみてください。待っています。」
なんとなく伝わったような感じはしました。
今回の片上小学校は自分の母校で、30年ほど前に卒業してから校舎の中に入るのは初めてだったかも知れません。自分がいるときから鯖江で最も小さな学校で、大体1年から6年まで25人前後の1クラスづつでした。今は大体その半分くらいの人数みたいです。講義が始まり質問コーナーで質問すると知っている顔が、「亮ちゃんじゃない?」思わず講義中に聞いてしましました(笑)。その他にも先輩後輩の子供だと分かる似た顔がちらほら、名字を聞けば大体の町内も分かる感じ。つくづく地元だなと感じました。みんな素直で、不慣れな講義も真剣に聞いてくれて、担任の先生が要所要所でとても上手くまとめてくれて、最後には「土木は私たちの生活を守ってくれるとても大切な仕事だと分かりました!」と生徒さんが感想を言ってくれました。はっきり言って感激です!(ちなみに担任の先生も子供の同級生のお母さんでした)
色々日程を調整してでも行った甲斐がありました。嬉しかったです♪片上小学校の皆さん、先生方、貴重なお時間をありがとうございました!
後日学校からお手紙も頂きました。またまた感激です!

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昨日の福井新聞朝刊に、弊社施工の中部建築賞を受賞した「福井の住宅」の記事が掲載されました。記事の中に自分の名前まで記載していただいて、弟共々嬉しいかぎりでした。福井新聞の影響はすごくて、業者さん・お客様・親戚・友人・ご近所の方・先輩など、久しぶりや懐かしい人達、様々な方からお祝いの連絡を頂きました。ご近所の方はお祝いのお酒までもって来てくださいました。こんなに皆さんに声を掛けてもらえることは今までなくて、本当にめちゃくちゃ嬉しかったです♪

嬉しい気持ちでいっぱいなのに、奥さんや子供たちからは全く連絡が無いなと思いながら10時頃帰宅すると、高校生の娘が急に駆け寄ってきて「父ちゃん!無印良品西武から撤退するらしいよ!!」と教えてくれました。・・・もっともっと頑張らないといけないなと思ってお祝いのラインを何度も見ながら、いつも通りひとりでこたつで寝ました。
(ネタではありません。本当のやりとりです。涙)

お祝いの連絡をしてくださった方々、新聞記事を読んでくださった方々、記事を書いてくださった方々、いつも応援してくださる方々、本当にありがとうございました!また頑張ります!