選ぶということ

2022.12.24

IMG_3495.JPEG

悲惨な天気になってきた今日この頃ですが、昨晩も22時まで仕事して24時過ぎに寝て、3時半から除雪をしてきました。除雪は慣れないのでドキドキしましたが事故なく帰ってこれました。わずかな場所で事故ったらみんなに怒られます(笑)
今季最強のクリスマス寒波。どれだけ経済効果がマイナスなのでしょうか。まあほとんどが日本海側だけのことなのであまり影響がないのかもしれません。
現場も大変ですが板金屋さんは吹雪の中、ひとつひとつ丁寧に仕上げてくれています。難しい納まりを寒い中・足場の悪い中やってくれて本当に感謝です。大工さんはみんな揃ってコロナ休暇と年末年始休暇が重なり長期の休みに入っています。寒い現場に嫌気が差し、ハワイにでも行っているのかも知れません。

IMG_28311.jpg

少し前ですが、設計者の現場確認のタイミングで、設計者とカーテンメーカーコラボのロールスクリーンを見せてもらうことが出来ました。
なかなか素敵な感じでした。最終的にどんな感じになるのか楽しみです♪

IMG_2805.JPEG

その日朝から建材業者さんの倉庫で、設計者と自分、そしてお施主様の3人でラワン合板の選定を行いました。ラワン合板を仕上げに使う場合、表面の風合いがロットにより全く違うものがあり、赤いものもあれば白いものも、木目が目立ったり、補修したあるものもあったり。難しい材料を設計者が好むのは、構造材の柱や梁と風合いがとても合うからです。
ただ注文するといろんなものが混ざった状態で現場に来ます。そして合板の高騰や品薄により、質も正直すごく悪くなってきています。通常は設計者と自分でする作業ですが、お施主様も快く来てくださり、寒空の下、630枚程度を1枚1枚確認して200枚ほどを選びました。タッセイさんもお忙しいところ無理を聞いてくださりありがとうございました。
お施主様が一般的な合板の状態を実際に確認していただくことが出来た上、お客様の好みも分かることが出来ました。本当にお忙しいところありがとうございました。ただお施主様はその日だけではなく、毎週現場に差し入れやお声がけをしてくださっています。本当は現場で言いたいこともたくさんあるのだと思いますが、職人さんや自分にも温かい言葉ばかりで、もっと頑張らないとと毎回思います。

お施主様は設計者を選び、自分たちを選んでくれました。請け負けと書いて請負者の自分たち施工者ですが、本当にすみませんが正直なところお客様を選んでもいます。この方たちのためならいいものが造れそうと思う方だけの仕事をさせていただいているつもりです。
お互いの信頼関係が無ければこのような複雑な建物を長期のやりとりで造ることは出来ませんし、いいものにはならないと思います。
お引渡しの際に心のどこかで少しでも水上建設に頼んでよかったと思ってもらえるように精進して頑張ります。

実はまだ年内大きな大きな山場があります。
無事に2022年を終えることが出来るようにもうひと踏ん張りです。

IMG_3434 のコピー.jpg

今日はクリスマスイブですね。
うちは二人とも仕事で子供は部活の大会です。
息子は1人家で携帯ばかり見ているでしょう。
それぞれのクリスマスですが怪我無く事故なくこの日を迎えられてなんとなくほっとします。
気を抜かずあと1週間頑張ります。

(追記) 大工さん達ハワイから早く戻ってきてください(笑) 現場が進みません...