社屋生コン打設とか

2025.08.06

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本日は生コン打設でした。ずっと猛暑が続き、雨らしい雨が何週間も降っていないのに生コン打設を決めた今日はというか今週は雨予報。もっと早く打てたんじゃないの?と思う人もたくさんいるかもしれませんが、他の現場の兼ね合いもあって今日しかなかったんです。東京から来られる構造設計の方に早めに配筋検査を申し込まないといけないし、それなら少し余裕がないといけなくて、もし延期すると迷惑がかかるし、そもそも型枠屋さんも工期が読めませんという感じだったので、8/6(水)になりました。雨予報でしたが曇り空のいい天気で猛暑続きの日と違って生コン打設には最適な日でした。誰にも言えませんがおそらく自分の日頃の行いのおかげです♪
相変らず打設は大変でした。壁の厚さも結構あるので打設の際の生コンバイブレーターも問題ないかなと思いましたが、前日の確認では鉄筋が多くて入らないし、入る箇所を探したり、生コンバイブレーターの径を一つ落としたり、色々試行錯誤しました。打設の際は壁が一番大変で、一発仕上のパラペットも大変です。パラペット後打ちなら何も問題ありませんが、大体意匠重視なら目地は入れません。そんな壁がようやく仕上がって屋上スラブになるときに来た左官屋さんの一人が、人数の段取りが悪いだのここはバイブレターかけないでとか。あなたが来る前に機材トラブルでたまたま人が少ないように見えたし、その箇所にバイブレーターかけなかったら一発仕上の天井面に打ち継ぎ目がもろに見えますよとか言いたいことはいっぱいあったけどぐっと我慢して、あー気分わる...と思いながら早く終われ早く終われと淡々と打設しました。すごく腕がいい人なんでしょうけど自信がありすぎるんですね。他の人はめちゃくちゃいい人なんですけどね。「雨降らなくてよかったです。何度も何度も天気予報確認ばかりしていました」と言ったら、その左官屋さんに「どうせ下地だし雨が降ったって全然構わないよ。気にしすぎじゃない。野丁場ならまったく気にしないし下地工事ってしか思わないよ」と言われました。その通りで、野丁場の現場ならそれが普通なのでしょう。でもうちの会社はすごく気にします。壁の打設の際もたくさん雨が降ると品質が落ちるし、下地と言っても表面が悪いと防水の接着が悪いし、雨漏りの原因にもなります。ただこの職人さんだけではなくいろんな人から自分は気を使いすぎだと言われます。もちろん気を使いすぎて迷惑をかけている部分もあるけれどそれが水上建設の良さだと思っています。至らない点も多々あるけれど、どんな現場でもお客様や近隣の方に迷惑をかけないように、品質が悪くならないように、見えないところほど誠実にがうちのモットーなんです。昔ながらの汚し放題、ただ作ればいいと思っている建設会社とは違うぞとか思って作業していたら後半の打設もあっという間でした♪ちなみに今回はあんまりでしたがこの左官屋の職人さんも嫌いではありません。腕は間違いなし別に悪い人でもありません。感じもいいです。ただ今回は言いたかったんでしょう。
そんなこんなで無事打設も終わりましたが、化粧合板じゃない普通合板の打設だし、型枠もかなり時間がかかったので剥離剤の効きがどこまであるか、また打設上手くいっているか、正直型枠も開いたし、打設しにくい箇所が多々あったので味として出てくる箇所がたくさんあると思います。でもやっぱり脱型は楽しみです。とりあえずお盆前の大きなイベントは終わりました。みんなご苦労様でした。

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先週は配筋検査で弟と構造設計KAPの桐野先生が9年ぶりに福井に来てくださいました。お忙しい中本当にありがたかったです。指摘を受けた鉄筋も鉄筋屋さんがすぐに修正してくれてめちゃくちゃ助かりました。みなさんありがとうございました!

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ちなみに生コン打設の際のバイブレーターで右左両手こんな感じです。※もちろん作業用の手袋はしていました。生コンが皮膚に浸み込んでいたいけどいい思い出です♪
汚い手ですみません汗