社屋脱型その後
2025.10.05
8月のお盆明け壁の型枠を外し、スラブの型枠はクリープも考慮して9月4日から脱型を行いました。最初に結論から言います。めちゃくちゃかっこいいです。これは完全に自分の意見です。いろいろ迷ってあえて化粧型枠を使用せず、素地の合板を使用した判断は間違っていなかったと何度も思いました。道路側からも北も南も西面もすべてかっこいい。内部は本当にいい感じです。あー職人さん皆さんありがとうと思いました。脱型の際は型枠を担当していただいた大塚さんも来てくれて改めて御礼をお伝えしました。ただいつもの同じ年の口の悪い仲良しの美装工業の社長は現場来るなり、「汚いコンクリート。これで大丈夫なんか。あーあえて普通合板なの?化粧型枠と間違ったのかと思った。自分がいいのならいいけど笑」と本音で言ってくれたので、おそらく県道を通る人たちの中には同じように思う人もたくさんいるんだろうなと思いました。以前も言いましたが、銀座のど真ん中であえてこの荒々しい建築に仕上げるのと、田舎の田んぼのど真ん中でこの感じに仕上げるのでは全く印象が違うのは承知しています。竹中工務店が施工していればあえてこうなのだろうなと思うけど、水上建設が施工してこうすると、あー失敗したのかなと思う人もいて当然です。そんなこんなを全部ひっくるめてこれを選んで実際はというとめちゃくちゃかっこいいです♪よかった!
脱型の際は職人さんが躯体を傷つけないよういろいろ気を使ってくれました。
あーいい感じ♪
設計者の弟も現場を確認してくれて、弟と松倉君に躯体の完成写真を至る箇所を撮影してもらいました。弟もずっと現場にいていろいろ考えてくれて、また大きな変更もありそうですがかなり良くなる方向で楽しみです。
現場はその後も進みます。
翌週からトップライトの取り付けで東京から職人さんが5人きました。東京の高層ビルや大型施設ばかりの施工を行っているだけあって、最初はマウントの取り合いか中学生の喧嘩かと思うくらいとっつきにくい職人さんでしたが、自分も言いたいこと言ってちょっと喧嘩して結局翌日には仲良くなって色々話を聞いてあーもう帰っちゃうのかとなりました。「福井いいところだよな。こういうところで仕事したいよ」って何度も言ってくれました。都会の現場ギスギスしているみたいです。しょうがないですよね。たくさんの人がいるし。素敵な仕事と話をありがとうございました。また逢う機会があるといいです♪
そしてスチールサッシの取り付けはおなじみ文化シャッターの職人さん達で3班の構成で来てくれましたがみんなそれぞれが大好きな職人さんで、この大好きな人たちがひとつのチームでうちの会社の建具を施工してくれていると思ったら本当に嬉しくなってしまいました♪
屋上の防水は新明防水さんです。親戚になる荻野さんにはいろいろ助けてもらっています。融通利かせてもらってありがとうございます。雨が多くなる前に調整してもらって助かりました。
サッシの色決めに迷っています。自分は答えが出たけど弟の答えは出たのか...
次の問題はピーコンの穴埋めモルタルの色です。通常の化粧型枠を使用すると表面が綺麗に仕上がり、白っぽい色になるので通常の穴埋めモルタルが白っぽいので問題ないのですが、今回は素地の合板を使用しているため、色がまちまちで、表面がマットな仕上がりになるので黒っぽい感じになります。そうすると穴埋めモルタルが白く目立つ感じになってしまいます。写真でも分かるくらい目立ちますね。そこでうちの職人が墨をモルタルに混ぜて調整し、再度穴埋めを修正してくれました。躯体コンクリートに馴染んでいい感じになりました。言うのは簡単ですが一度穴埋めしたモルタルを廻りを傷つけずに斫りとるのも大変だし、また穴埋めするのも数が数だけに大変です。みんなありがとう。今月後半には硝和硝子さんの異形ガラスや大型ガラスの設置があります。その前に準備もいろいろと...
良い社屋が完成しそうで楽しみです。ただ今忙しすぎてなかなか進みませんが変更待ちだしボチボチやりましょう!とにかくかっこいいです♪