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19日に発売された今月号の住宅特集にichi-teiが掲載されています。

今月号はリノベーション特集ということで取り上げられています。日本での改修工事は年間約6兆円規模と聞いたことがあります。何十万円から何千万円、何億という工事まで入れて何百万件あるのか、全然わかりませんが数えきれない工事の中で、この物件を取り上げていただいたことは、ただただうれしいの一言です。地方の17坪の改修工事です。掲載されている他の方は規模も金額もすごそうですね。
11年前弟と「いつか新建築に載りたい」って半分冗談というか、夢をみるように言っていた日々を思い出します。弊社施工の掲載は一昨年の「tanim-tei」につづいて今回で2回目です。初めて弟が設計し、自分が施工を担当した「m-tei」から11年。あの日毎日のようにみていた新建築やほかの雑誌にも、今回掲載されている安藤さんや塚本さん・藤本さん・乾さん・納谷さん・中村さんがいました。「m-tei」の時は弟の設計を「福井でこの建物はだめだわ」って何回言われたかわかりません。「変わっていればいいというわけじゃない」って笑われました。でも変わったことをしようとするのはすごく大変なことで、雪国で湿気が多くても対応できる建築であり、絶対的な機能性を併用したデザインは簡単ではありません。現在は多くの人にこの建築はいいと言ってもらえるようになったと思っています。いつも仕事に追われて成長しているのかわからない自分ですが、もう今年40歳になります。弟がいいものを設計して頑張ったおかげで自分たちも成長し、施工としてもいろいろな人から声がかかるようになりました。今回掲載されている中には今を時めく木村松本先生もいて、以前小さな工事ですがご一緒させて頂くことが出来ました。あの頃には想像もつかないようなことが実現しているのですから、雪の中でも文句を言わず(心の中でしか言っていませんが...)頑張らないといけませんね。

しかし今回の長坂さんの物件を使用した表紙かっこいいですよね。スキーマさん設計で4年くらい前の「TAKAHASHI HIROKO OSHIAGE STUDIO」のファサードも好きでした。いつも素敵だなと思います。こんな人たちと一緒になっている(雑誌掲載がたまたま一緒なだけ)の弟にも愚痴を言わず施工しないといけませんね。

最後になりましたが、この機会を与えていただいたお施主様に何よりも心から感謝しております。
そしてこれまでお仕事を依頼していただいたすべてのお施主様にも感謝しております。そのすべてが積み重ねだと感じています。
ありがとうございます。

新建築 住宅特集ぜひご覧ください。

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台風21号のおかげで大変な1週間になりました。
仕事の予定はめちゃくちゃです。

22日の夜、町内の役員の方と21時頃からポンプ場に行きました。
自分の町内は4班に分かれていて、各班2名(班長・副班長で区長・副区長含む)の計8名に農家組合長と土地改良の理事長の10名が増水した時は排水機場のごみを搬出したり、土嚢を積んだりします。
今回参加するまで正直どのようにしているか知りませんでした。
住民のみなさんがただ台風が通り過ぎるのを自宅で待っている中、真っ暗闇の暴風雨のなか、カッパを着て除塵機で上がってくるゴミを掻き出してトラックに積んで搬出します。そうしないとポンプが詰まり水害になります。
大変だなと思いましたし、本当にありがたいなと思いました。
市役所の方も2人待機し、地域の方に相当の気を使いながら作業を一緒に行い、計器を確認したり、外の様子を逐一皆さんに伝えていました。30歳前後の方達で、一人は風邪をひいているようでしたがかなり無理をしていました。こんな頑張っている職員の方がいるということを市長に教えてあげたいとばかり思いました。
結局さらに激しさを増す台風でポンプ場も増水し、深夜2時過ぎに自宅に戻るように指示があり帰宅しました。
ところが帰宅すると飛んできたであろう大きな屋根の一部が道をふさぎ、電線が切れて近隣の方が停電しているとのこと。なんとか道をあけて、今度は心配で現場を確認しに行きました。
4時頃寝て、6時頃会社に行くと会社の外壁も一部剥がれている有様。
その後は毎日のように瓦の被害やガラスの被害、シャッターの被害に外壁の被害。倒木をどうにかして欲しいなどで、一週間ほとんど通常作業は出来ませんでした。

毎回自然の力は本当に恐ろしくて、「備えあれば憂いなし」心配性の自分ですが、さらに不安要素は早め早めに対応しておこうと思いました。