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この度「令和3年度福井県優良工事表彰」をいただくことが出来ました。工事内容は排水機場建屋の鉄骨耐震補強工事です。
建物の外壁を壊さず、内部からのブレース設置行うものですが、出水期のポンプ稼働を行いながら耐震補強・建物全体改修・内部嵩上げを行う大変困難なものでした。いろいろな面から評価していただき大変光栄です。
今回で福井県の工事表彰は3回目です。土木工事で1度、建築工事で2度目です。すごくないですか?県の工事表彰って難しいんですよ。ただ綺麗に現場が出来ればいいのではありません。どの会社も会社の評価や点数が上がるのでみんな欲しい賞です。それなのに誰もわかってくれないんです。褒めてくれるのは父と母のみ。奥さんと子供に伝えましたが習字の入選くらいにしか思ってくれていません。
何がすごいか、まず工事表彰を受賞する社長様方はみんな地域では大きな会社さんばかりです。監督さんが何人かいるような会社です。自分は違います。自分で見積して落札して管理して書類もすべて自分です。現場では寒い中インフルエンザにもなりながらでも墨出しを行い、夜中まで書類をして、採算が合わないこともあり、必死で切り詰めて切り詰めて作業もし、職人さんから嫌味も言われ、地域の方のご要望にも対応し、それでも他の会社が作るよりもいいものをと頑張りました。だから受賞の喜びが格段に違います。うれしいんです。(受賞の時、所長さんに何度もしつこいくらい励みになりますと言いました♪)
あと何個もすごいところを言うのでついてきてください!
この丹南地区に何社建設会社がありますか?たくさんあります。武生にはたくさん、今立にも今庄にも河野にも南条にも越前町や織田・宮崎・朝日町、そして鯖江。うちより大きな会社がいっぱいあります。建設業の地元のドンみたいな会社がたくさんあります。その中で今回は3社だけが受賞し、その一社が水上建設です。すごい!
それから自分は土木の管理もします。県の工事では護岸工事は何度も、トンネル補修工事や橋梁補修、道路工事、堰堤工事、排水路工事など工事成績も75点以下はありません。そして自分は一級建築士で一級土木施工管理技士ですが何でもしています。今回は自分で結構言いますよ!県の工事表彰を建築でも土木でも両方受けている現場管理者はいないと思います。会社で受けているという意味ではありません。それに県の建築工事と土木工事の現場管理をして成果品として書類をすべて納品し本庁検査を受けることが両方出来る監督さんが福井にいますか?(いたらすみません)普通の会社には建築は建築の現場監督さん、土木は土木の現場監督さんがいます。自分は両方やっています。大変ですよ。資格だけどちも持っている方はいると思いますし土木をやりながら民間の建築はみますという人はいると思います。いつか全国のどこかにいる同じ境遇の方とお酒を飲んで語り合いたいです。
加えてうちは対応がいい会社だと自分で思っています。それも評価にあるのかなと思っています。自分でガンガン言いますよ。自分は偉そうな人が好きではありません。(自分ももしかしたら偉そうになっているときがあるかもしれませんが・・・)絶対そういう風な建設会社にしたくないし、そんな社長にはなりたくありません。もちろん小さな会社なので馬鹿にされるときも多々ありますし、ペコペコしていると余計に偉そうにしてくる同業者の方もたくさんいます。役所の方もいます。それでも地域の人や発注者の方にはあそこは建設会社でもちょっと違うねって思われるようにしたいです。親切だし丁寧だし周囲に気が利くし、やっぱり水上建設に頼みたいねって。そうなれるように頑張っているつもりです。
ただもういいかな、もう消えてなくなりたいなと思うくらい疲れる時もあります。ただ消えられないし前に進まないといけないし頑張るしかないと思ってやっています。
なんとなくすごいことだって伝わったでしょうか。自分で自分をほめてあげたいし、協力してくれた社員さんや業者さんに感謝です。自分がこうしてほしいということは余分なことに聞こえるかもしれないけれど、そうすることで見ている人は見ているし、絶対次につながっていると思っています。
それと最後になりますが、言いたいことはスバっと言って業者に媚びず、返答は早く本当に誠実な対応をしていただいた県の担当の安田さんありがとうございました。気持ちよく仕事が出来ました。

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※長文になりましたし、言いたいことだけ書いた文になりましたが、最後まで読んでいただいた方ありがとうございます♪

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先週は1週間通してとても大変でお昼ご飯も時間がなくて食べれなかったり元気がなくて食べれなかったり、仕事で落ち込んでばかりいました。
金曜も12時を過ぎてもご飯を食べることは出来ず、すぐに必要なビスを探しに大工さんに聞いて行ったことのない順化近くの金物屋さんに行きました。
12時半過ぎでほかにお客さんはいませんでしたが、怖い人に出会ったとか脅されたとか話しているお店の方らしき若い方が二人。(聞き間違いならすみません)その近くでこれでいいかなあ、聞きたいけど聞きにくいなあと悩んで結局お店の人に聞いてビスをもってレジへ。「もし現場で合わなかったら返品可能なんで大丈夫ですよ」意外と親切♪
「領収書必要ですか?」「あ、はい・・・」自分の作業服のネームをちらっと見たお店の方が「水上建設さん知ってますよ。ネットとかで見てますよ。」「あ、そうなんですか。」「いつもいい建物造っていますよね。リノベーションとかも見てますよ。」めちゃくちゃうれしかったんです。全くいいことない一週間でやっと光が差した感じでした。でもうれしさをこらえて「あ、ありがとうございます。そんなこと言われたことないのでうれしいです。また来ます。」
こんな街中の金物屋さんにたまたまかもしれないけれどそう言われたことで元気が出ました。また午後も頑張ろう。明日も頑張ろうって思えました。

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鉄骨の片持ち階段設置しました。改修工事で入り口も狭いので8人での手運びでした。243kgです。設置してしまうと「ふーん」ですが、新築と違い改修工事なので躯体が倒れていたり、反っていたりでうまく設置できるか心配でしたが思いのほかうまくいきました。

他の現場も追い込みです。

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この現場は内部は仕上コンクリートや石張工事・塗装工事が残っています。

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こっちの現場は大工さん追い込みでピリピリです(汗)


43年まえ自分が生まれたころうちの会社が出来ました。
43年経った自分は今日で43歳で今は肩書で言うと社長です。早いのか遅いのか本当に43歳かも忘れそうですが、さっきふと誕生日なんだなと思いました。
夕方母が事務所に手作りのちらし寿司を届けてくれました。何年たっても正直もうれしなあと思いました。日付が変わるこんな時間まで事務所にいて、こんなブログを書いている暇があったら帰ればいいのですが、まだやることがあって帰れません。まあ息抜きというか愚痴みたいな誰かに聞いてもらいたい感じのブログになってしまいました。(いつもか)
子供たちももう大きくてテスト週間で忙しく、週末お祝いしてくれるみたいです。それにしても大きくなりました。自分が。43歳です。大きいというか歳をとりました。頑張っている。まだ頑張れる。毎日そう思うようにしています。
勝負の年末です。今年も残り3カ月を切ってしまいました。
全部無事に終わりますように!今日また結構大きな仕事が増えました。やるしかない!

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最近夜仕事で流しているSpotifyの Discover Weekiy(勝手に選曲してくれる)で見つけた曲で「Presence」よく聞いています。
いい曲だなと思って奥さんに言ったらワンシーズン以上遅れているねって言われました。
元々ほぼニュース以外は見ないけど最近はニュースもみていません。しょうがない。

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今日は水上建設の社員は休日出勤でした。
もちろん他の現場は普通に職人さんが出てきてくれています。
今日はとても天気がいいので土木の仕事が進みます。福井はいい天気の期間はとても少なく、11月になれば例年雨ばかり、9月10月は外仕事にとってとても貴重な時期なのです。
この仕事は田んぼの排水路を改修する工事です。稲刈りが終わってから田植え準備が始まる3月までの工事がほとんどで、15年前に施工した時は雪の中頑張ってやりましたが本当に涙が出るほど大赤字でした。通常あまり割がいい工事とは言えないのですが、田んぼに囲まれたこの土地で仕事を選んでばかりもいられず、3・4年に1度はこのような工事をしているような気がします。ただ今は正直このような仕事も得意です。他に仕事が無く集中してやれば冬までに楽に終われると思います。
ただ今はとても忙しく、自分は建築の現場を3つ管理していて、その他に小工事をいくつかとこの排水路工事を管理と施工もしています。朝からいくつか現場を回って大体10時過ぎからはこの現場で夕方近くまで作業し、汗だくの作業着と下着を事務所ですべて着替えてまた現場に行ったり夜書類をします。
書類の内容は施工図を書いたり見積したり、見積なんてほぼ何かしら毎日しています。でも半分以上3分の2くらい1円にもならないものばかりで、それに時間を取られています。
それはさておき、なぜ昔大赤字の仕事が今は得意かというと自社の施工技術が上がったからです。うちの飯田君は大型でも小型でも重機を手のように扱えるようになりました。掘削も1㎝単位で精度よく掘れるし、法面整形なんて本当に上手です。いつも機械ばかり乗っているオペさんとは全然違いますよ。あの人たちはうまくて当然です。飯田君は何でも出来ます。でもいつも重機ばかり乗っているオペさんよりうまいと思います。自分も判断が早くできるようになりました。この部分はこれくらいの精度でいいから次に行こうとか、ここは大切な箇所だから時間をかけようとか。揚原さんは元々何しても上手です。
みんないろんな経験をしてここまで来たなと感じます。3週間で220mほど進みました。まだ半分くらいありますが(笑)昔なら2ヶ月くらいかかりました。
今日は青空の元仕事進みました。汗と泥でクタクタのヘトヘトです。
すみませんが今日は帰ります。

※先日ワクチン2回目接種しましたが、本当に全く体調の変化がありませんでした。アレルギーの塊みたいなアレルギー体質の自分が何もなかったので、医療関係の奥さんからは「神様がもっと働きなさいって事なんじゃない」と言われました。確かに今忙しいので助かりました。ありがとうございます。(神様はいちいちワクチンまで対応できないだろうから自分の体にありがとうと思っています♪)

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今月号の新建築 住宅特集で千葉学さんの「父の家」が掲載されていました。
千葉さんは福井県でも「敦賀駅交流施設オルパーク」などで知られています。(自分はまだ見に行ったことはありませんが...)お名前は以前からよく知っていますし、雑誌にも本当によく掲載されていますが、今まで自分は千葉さんの建物に特別な興味がなかったのも事実です。ですが今回の特集論考1「建てることと生きること」を読ませて頂いて久しぶりに何とも言えない素敵な気持ちになりました。
千葉さんの自邸であり、実の父親のために建てた家のプロセスが書かれているのですが、千葉さんのお父さんの息子愛みたいなのが随所に見られて、それにこたえようとする設計者であり息子である千葉さんの感情にも引き込まれました。
「最後くらいは息子の設計した家に住みたい」「30年以上別々に暮らしてきたふたりがそう簡単に上手くいくはずもない」「一軒の家でいいじゃないか」このあたりのワードで心をつかまれ、「足腰が覚束ない父が少しでも快適に過ごせればと、こちらが気を利かせて床はカーペットがよいかと提案すれば、コンクリートでいいじゃないか、1階は土足でも構わないという。僕の趣味の道具が父の領域を侵食してはいけないと建具で仕切ろうとすれば、むしろ部屋中にその道具があふれる方が面白いという」このあたりで気持ちを鷲掴みにされました(笑)
その後も親子の気配を感じれる吹き抜けについてや、生まれ育ったご近所の迷惑をかけたくないこと、千葉さんが実家に放置していた学生時代の作品やノート、絵や彫刻をお父さんが丁寧に保管していたこと本当にいいものを読ませて頂きました。最後の〆の部分「父は老いた。しかし...」は最高でした。

10年くらい前になりますが友達の結婚式が静岡であり、深夜3時頃出て早朝からいろいろ静岡の建築を巡った時に富士宮市の「日本盲導犬総合センター」にも行きました。
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すごくいい場所でした。
コロナ落ち着いて仕事が落ち着いたらまた建築見に行きたいです♪

今回は塚本さんの「ハハ・ハウス」が掲載されていて、隣の「アニ・ハウス(1998年)」も当時何度も何度もみた物件だったので関係性など特集論考2も興味深かったです。

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アニ・ハウスとハハ・ハウス

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当時の新建築住宅特集(9802)アニ・ハウス

現在は生活スタイルや家族の関係性も変化しており、圧倒的に同居するという形態が減っていますが、都会にいても田舎にいても両親が歳を取れば子供が何かしら一緒にいなければいけない、とにかく会う機会が増えてきます。そしてそこでまた家族の感情も生活も変わっていくように思えます。それぞれの価値観やその時の状況にもよりますが、人生の終わりにも建築はとても重要な役割を果たすと今回住宅特集を通して改めて思いました。
新建築 住宅特集9月号 特集/母の家・父の家 とても面白かったです。ぜひ皆さんもご覧ください♪

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今週は建て方でした。3日かけての屋根仕舞いとなりましたが晴天に恵まれ素敵な上棟となりました。
当日朝礼では、「自分の年齢と同じく会社創立33周年を迎え、新規事業を立ち上げるべく店舗の新築を決断しました。この日を迎えられたことを本当にうれしく思っています。本日よろしくお願いします。」というお施主様のご挨拶があり、本当に身が引き締まる思いがしました。
自分も同じく会社の責任ある立場としては会社への設備投資というものは本当に大変なことです。その思いを自分たちに託してくださったという重責を再確認し建て方に臨みました。
お弁当にお土産、あまりの暑さに大量のジュースやお茶本当にありがとうございました。
薪ストーブ用の煙突や、ホイストレールの取り付けなどすべて順調に進み屋根仕舞いを終えました。本日はサッシの取付を行い、本当に大変な1週間を終え、あまりの炎天下に体調がすぐれない大工さんに感謝して土曜の日を終えました。
このような素敵な機会を与えてただいたお施主様と設計事務所さんに感謝して来週からまた新たな気持ちで工事を進めていきます。

ネットでみましたが野球金メダルなんですね、早く帰ってビールを飲みながらニュースが見たいです。1週間お疲れさまでした。本当に疲れました♪
来週はまた新たな契約もあります。精進して頑張ります。